出格子の奥に 伝統が静かに香る街、飛騨高山 慎ましやかに、そして力強く…。 京の雅と江戸の粋が溶け合った 技・芸・魂がそのままの姿で守り継がれ、 訪れる人々の心を魅了し続けている。

古い町並
天領以前、高山城主の金森長近が商人の街として発展させた上三乃町筋は古い街並の面影を留めているところで、出格子の軒下には側溝の清涼な流れがあり、作り酒屋には杉の葉を玉にした酒ばやしが下げられ、家毎にある広土間の大戸やのれんが時代の深さを感じさせます。
高山陣屋
その金森氏の下屋敷でもあったのが現在の高山陣屋です。天領時代は代官・郡代の政治の場所として明治維新まで使われました。
御役所・御用場・吟味所・御白州・大広間・年貢米を納めた郷倉なども完全に残っており、大原騒動や梅村騒動の飛騨の二代一揆の苦難の歴史をものみこんでいる全国唯一の幕府郡代所遺構です。
日下部民芸館
国指定重要文化財の『日下部民芸館』は、雪国の民家らしい低く深く重々しい軒、どっしりした構えの中に美しい出格子など人気の高い町家建築をお楽しみ頂けます。
豪快に組み上げられた梁組みと広い土間が表す空間美は、江戸時代そのままの技法を最大に生かした民家建築の集大成とも言える建築物です。当時の生活が伺える趣のある囲炉裏や、見る人を魅了する大きな仏壇など見どころ沢山です。見終わった後は館長からのお茶とせんべいの心温まるサービスあり。
宮川朝市・陣屋前朝市
この日下部民芸館を一歩出ると、宮川河畔を南へ朝市が並びます。弥生橋から鍛治橋へと続き、もうひとつの朝市、高山陣屋前までそう遠くはありません。
野菜や果物、花などの季節感あふれる名物が新鮮さを競い、長い間、市民の台所として密接に結びついてきた市らしく、自然と共に生きる飛騨人の暮らしをかいま見ることができます。
中橋
赤い中橋から川面を見下ろせば、流れの中に大きな鯉や虹鱒が泳ぎ、川岸には柳や桜が悠々と枝を伸ばしています。
城山公園
キレンジャク・メジロ・シジュウカラといった野鳥が季節に応じ姿を見せ、城山公園の森へと行き来します。
金森氏の居城、高山城は天領時代に取り壊されてしまいましたが、城跡を包む杉の森をめぐる散歩はたっぷりと自然を満喫できます。
天狗総本店
登録有形文化財
豊かな自然と長い歴史をもつ飛騨高山。昭和六十一年には国際観光モデル地区に指定され、ハードとソフトの両面から着々と国際観光都市としての街づくりが進められています。
この街で生まれ育った天狗総本店。駅前から広小路通りを東に歩き、さんまち通りへと続く筏橋のすぐ手前。街の中心地に位置し、品質と味にこだわる特選飛騨牛専門店として、高い評価をいただいております。